2016年5月8日日曜日

【TBS:死亡事件】どうぶつ奇想天外!星野道夫ヒグマ襲撃事件

以下はTBSが作成した「遭難報告書」による事件の経緯であるが、星野氏が死亡していることもあり、本当に星野氏が小屋に泊まることを拒否したのか、事件は回避出来なかったのか等の真偽は不明である。
ガイドやアメリカ人写真家の証言と報告書との間に矛盾があったことから、星野氏の友人らはTBSに対して公開質問状を送ったが、TBS側は報告書の間違いは認めたものの、事故を予測することはできなかったと回答している。

1996年の『どうぶつ奇想天外!』の撮影取材中に事件は起きた。
同番組の取材目的でロシアを訪れていた、写真家の星野道夫がヒグマに襲われて死亡する。

もともとこの写真家は、アラスカでグリズリーの写真を幾度も撮影してきた実績のある、いわばその道のプロフェッショナル。当然、熊の習性などは熟知していたはずなのになぜ、このような悲劇が起こってしまったのか? 
事件の一部始終はこうです。 

星野は自身の持ち込み企画である「ヒグマと鮭」を題材にした写真を撮影するためTBSのクルーと共にロシアのカムチャッカ半島南部のクリル湖畔へとやってきた。 

付近には身の安全を確保できる小屋や「鮭観察タワー」などの宿泊施設があったものの、彼は敢えて湖畔のほとりにテントを設置し、そこへ寝泊りすることを選択した。

この時、季節は7月。「この時期は、サケが川を上って食べ物が豊富だから、ヒグマは襲ってこない」との見識に基づいた判断であった。 

体長2m超の巨大なヒグマが現れる。到着してから2日後の夜、異変が起こります。宿泊用の小屋に備え付けてある食糧庫にヒグマがよじ登り、飛び跳ねていた所を星野の近くでテントを張っていたアメリカ人写真家が発見する。

体長2 m超・体重250 kgはあろうかという巨体を持ち、額に赤い傷のある雄クマだったと言う。
 このヒグマ、数日前にも食糧庫を荒しており、どうやら空腹のようであった。
本来では食べるものに困らない時期のはずであったが、この年、サケの遡上が例年よりも遅れておりヒグマは人間の食糧を欲していた。 

さらに、この赤い傷を負ったヒグマが、地元テレビ局の社長によって餌付けされた個体であったため、人間への警戒心が薄かったとも考えられている。 

取材班とガイドは安全な小屋に泊まった。
しかし、星野はテントでの宿泊を続行した。
そして、2週間が経過したある日の深夜、悲劇は起こった。 

キャンプ場に突如として響き渡る絶叫。その声がすぐに星野のものだと分かったTBSスタッフは、急いで小屋から出てきた。
するとそこには、額に傷のある例のヒグマが彼を咥えて、悠々と森の中へ戻っていく姿が見えた。 

また、噂でしかないが星野氏はスタッフに外で寝ることを強いられたと言う話もある。
ただし、前述のように星野氏が死亡していることもあり、ガイドやアメリカ人写真家の報告内容と矛盾のあるTBSの報告書のみでしか事実を確認することができないため、真相は藪の中である。

引用

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